2011年7月31日日曜日

歌才恐怖の一夜





















みなさん。
キャンプといえば楽しいものだと一般的にはお思いでしょう。

しかし、今回われわれが体験した黒松内歌才ル.ピックという場所でのキャンプは眠れない一夜となりました。

深夜23時、そろそろ寝ようとテントの中にあるシュラフに潜り込む。
寝る前に飲んだコーヒーのせいか、なかなか寝付けない。

そのときです!!

遠くから、「ピ〜、ピ〜」と物寂しげな笛の音(ね)のような音が近づいて来るではありませんか!?
それも上のほうから。
「こんな夜中に子供が笛を吹いているの?」とうちの嫁さん。
「いや、これはどうみても樹木の上のほうで鳴っている感じだぞ」と自分。

そのうち少し離れたテントにいた家族連れの子供が夜泣きしだしました。
すると一緒に来ていた子供たちだと思うのですが、次々に連鎖的に3人夜泣き。

笛の音は深夜1時頃まで。
子供の夜泣きは朝の3:30まで間欠的に続きました。

さすがに寝れずに朝の4時には起きてコーヒーを飲みだす自分。

実は笛の音の正体は生き物オタクの自分は知っていました。

トラツグミ。

国内では最大級のツグミです。
この鳥、実はあたりが暗くなると鳴き始めます。
その声の不気味さに昔はヌエ(鵺)という妖怪と考えられていたことも。

黒松内にもいるんだなアと思って聞いていたのですが、たぶん知らないキャンパーたちはビックリしたんではないでしょうか。
それにしても許せないのは、夜泣きを止めない親たち。
こっちのほうが鵺だ、とすっかり睡眠不足の自分はブツブツ。

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